Unplugged


【調書3】教育と情報化

 情報化というとき、ぼくの興味はふたつあって、ひとつは地域と情報化のこと、そしてもうひとつは、教育と情報化である。
 そこで、教育の現場での情報化はどうなっているのかを資料にあたってみる。

 教育といえばまずは文部省。「体系的な情報教育の実施に向けて」でおおきな方向性を確認。
 事例を知るなら、「子供たちが自由にインターネットを活用できる環境づくりを目指して」にある。「こねっとプラン」が紹介されているほか、教育現場の声が紹介されている。1人に1台ほしい、とも。じゃあ実際どのくらいのコンピュータが設置されているんだろう。
 あった、あった。「公立学校における教育用コンピュータの整備」という調査資料が、「マルチメディアの発展に対応した文教施策の推進 」の中にある。平成11年度までに、中学・高校では1人1台に、小学校では2人に1台にするらしい。設置率ということでは、中学・高校はすでにほぼ100%だ。

 ところで、大学はどうなんだろう。「全国の大学のwwwにおける現況調査」に、WWWを正式に立ちあげているかどうか、という質問がある。意外と正式というところは少ない。

 国際比較した資料もある。「マルチメディアに関するアンケート」がそうだ。ただ、シンポジウム参加者に尋ねる方式のため、しっかりした比較はできないのだけれど、それでも、アメリカやオーストラリアなどの学校でのインターネット接続率が半数を超えており、けっこう高いことが分かる。

 最後に、ふたたび文部省に戻って、「新しい時代を拓く心を育てるために」を読む。高らかにうたってある。Vチップのことなども触れられているので、参考になる。
 情報技術を通して、子どもがすてきにそだってくれればいいなと思う。

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文部省
教育だけではなく、著作権問題などにも注目したい。

埼玉大学工学部技術部第二技術系
大学の研究の一環としてWWW調査を行っている。

Child Research Net
子どもに関する情報がまとまっている。



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