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【調書15】インターネットユーザ像(2)
さて、日本のインターネットユーザ像である。定期的に行われており、定番ともいえる調査をまずは3つ紹介しておこう。「第7回WWW利用者調査」「第4回ウェッブ・ユーザー・アンケート」「第6回インターネット・アクティブ・ユーザー調査」で、それぞれCSJ、Yahoo!、日経マルチメディアによるもの。
年齢では20歳から40歳、最も多いのが30代前半、性別では男性が主流といったことになる。もっとも、調査によっては女性比率が2割というケースもあり、調査をしているサイトの特性も加味する必要があるかもしれない。この女性比率は、徐々に上がってはいる。
さて、これらはいずれもウェブを通したアンケートであり、投票する人にある種のかたよりがある可能性も否定できない。そこで、もう少し違ったデータ収集をしている調査として、まず「インターネットの利用者像」をあげておこう。
これはビデオ・リサーチ社のACRというリサーチシステムを使ったもの。通常の平均とインターネットユーザとの比較がされているところがユニーク。年齢・性別の構成比については、ウェブインタフェースによる調査と大きな違いはないようだ。
この調査ではサイコグラフィック的なデータもある。さすがにハイテク機器への関心が高いようで。
さらに「電脳生活調査」も面白いのではないだろうか。博報堂による調査で、インターネットユーザに限らず、インターネットに関心のある人すべてが対象になっている。電脳生活者を8つの種族に分類。広告代理店らしい切り口だ。
もう少しユーザを絞った調査も見ておこう。まずは、インターネットユーザの中でも、メールマガジンを購読している人を対象にしたものが、
「まぐまぐアンケート」だ。この原稿を書いている段階では一時的にデータにアクセスできなくなっているけれど。
もうひとつ、オンライン・ニュースを読む人を対象にしたのが「アサヒ・コム読者アンケート調査結果」。こちらでも女性が2割となっている。インターネットの利用時間なども調べられているのでご参考に。
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- ■CSJ INDEX
- 検索からショッピングまで、幅広い情報提供を行っています。
- ■Yahoo! JAPAN
- 検索エンジン。定期的にユーザ調査を行っています。
- ■日経マルチメディア
- 半年後とに定期的にユーザ調査を実施。
- ■ビデオリサーチ
- ACRの部屋というコーナーでユーザ調査結果などが公開されています。
- ■博報堂電脳体
- 広告代理店博報堂によるデジタル部隊。
- ■まぐまぐ
- メールマガジンを日本に定着させた功労者的なサイトです。
- ■asahi.com
- ご存知朝日新聞社のサイト。
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