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【調書13】インターネット普及率(3)

 いよいよ日本のインターネット人口だが、まずは国際比較をした資料を見てみよう。
 言語ごとのインターネット人口をまとめたのが「Global Internet Statistics」だ。非英語圏では、日本語がスペイン語の 24.2%に続く 22%と検討している。

 では日本独自の資料にあたりたい。まず、具体的に数字がつかめるものとして、各種パソコン通信の契約者数がある。もちろんこれがそのままインターネットを使っている人口というわけではないけれど、参考にはなるのではないか。「電子ネットワーク実態調査」がそうで、平成9年度のネット会員数として789万人という数字が紹介されていている。
 もちろんこの数字には複数の会社と契約している場合なども含まれているので、そのまま人数ということではない。それにしても、94年から95年にかけてを境に、まさにブレイクしたといってもいい状態が見えるのではないか。阪神大震災で通信が見直されたという事情もあるだろう。

 日本でのインターネット調査の定番といえば、日本インターネット協会の発刊している『インターネット白書』があるけれど、そこから最新の数値を拾っておこう。「インターネット白書」によれば、ついに1000万人を突破したとの推計。大台に乗ったわけで、そういう意味で1998年は印象深い年になるかもしれない。

 ちなみに、インターネットユーザといっても、電子メールしかしないというユーザも少なくない。そのあたりを「全国インターネット普及率調査」でフォローしておくなら、この時点でのインターネット人口の推計860万人のうちWWWを利用している人は555万人とされており、実に3割以上がいわゆるインターネット・サーフィンをしていないことになる。意外に多いのだ。

 最後に、各種資料を手際よくまとめたものに、「インターネット人口」があるので紹介しておく。定番の調査を集めてあるので、参考にするといいだろう。

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