【調書13】インターネット普及率(3)
いよいよ日本のインターネット人口だが、まずは国際比較をした資料を見てみよう。
では日本独自の資料にあたりたい。まず、具体的に数字がつかめるものとして、各種パソコン通信の契約者数がある。もちろんこれがそのままインターネットを使っている人口というわけではないけれど、参考にはなるのではないか。「電子ネットワーク実態調査」がそうで、平成9年度のネット会員数として789万人という数字が紹介されていている。 日本でのインターネット調査の定番といえば、日本インターネット協会の発刊している『インターネット白書』があるけれど、そこから最新の数値を拾っておこう。「インターネット白書」によれば、ついに1000万人を突破したとの推計。大台に乗ったわけで、そういう意味で1998年は印象深い年になるかもしれない。 ちなみに、インターネットユーザといっても、電子メールしかしないというユーザも少なくない。そのあたりを「全国インターネット普及率調査」でフォローしておくなら、この時点でのインターネット人口の推計860万人のうちWWWを利用している人は555万人とされており、実に3割以上がいわゆるインターネット・サーフィンをしていないことになる。意外に多いのだ。 最後に、各種資料を手際よくまとめたものに、「インターネット人口」があるので紹介しておく。定番の調査を集めてあるので、参考にするといいだろう。 |
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