【調書10】個人情報化の深まり
次に、今後の情報化の展望を簡単におさらいしておこう。
まず、ちょっと「PC Watch スキャナについて」を見て欲しい。スキャナを持っている人が7割を超えている。回答者の偏りがある程度あるものとは思うが、個人レベルでの情報化が、けっこう深まっていることを感じさせる結果だ。
その一方で、「家庭や個人における電子メールの利用実態調査」を見ると、まだやむなくインターネットを利用し、不安や不便さを感じているさまが想像できる。
では、今後はさらに浸透していくのかどうか。まずは「パーソナル情報機器消費者意識動向調査」を見ると、これは97年夏の調査だが、当時ブームだったインターネットもパソコンの家庭への普及にはなかなかつながっていないという結果が出ている。
それが、98年の春「パーソナル情報機器消費者意識動向調査」では、だんだんと仕事から生活のツールへとパソコンが利用され始める様子が感じられ、これからに期待を抱かせる結果となっている。
家庭への浸透にあたっての条件は何か。「INTERNET関連アンケート結果」に結果がある。
それによると、価格が構成する要因が大きいようだ。パソコンの購入は、15万円以下がブレークポイントだという。また、インターネットについても、通信費用の低下が求められている。
次回から、いよいよインターネットの普及率について。
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