Unplugged


【第1句】新着を 思えばはじめに 整えて

 Webサイト「Unplugged」は、1998年元旦が正式なオープン日である。アクセスカウンタもその日から数えている。ただ、実際のファイルはその前年の年の瀬、12月19日からサーバにアップした。いわば試行期間。まずはこの間のアクセス数から見てみよう。

 さて、試行期間のうち、最初の1週間のアクセス数を示したのが右のグラフ。この期間が何を意味しているのかというと、純粋に、まったく何もしなかった期間なのである。プロバイダのウェブサーバにファイルを置き、あとはひたすら自分でサイトを整えていた。
 この間、自分での確認アクセスも一定数あるだろうが、カウンタの都合で、本体のある Niftyserve ばかりではなく、地元 Kyoto-Inet にもファイルを置いた。単なる入り口用ファイルではあるが、そのため、自動的に Kyoto-Inet の新着リストに名前が載ることとなった。初日の29っていうのは自己アクセスが多いとは思うけれど、プロバイダの新着情報から来られる方もいらっしゃったと思う。というのも、「はじめにお読みください」というページへのアクセスが毎日5件弱あるのだ。だいたいそれに近い人数が、このプロバイダの新着情報をたどってこられたんじゃないだろうか。
 ちなみにこのプロバイダの契約者数は約2万人。京都ローカルのプロバイダである。

 もしこのときにアクセスされてまったくつまらないものなら、もう二度と来られないだろう。いくら準備期間とはいえ、うかうかしていられないゆえんだ。最初はつまらなくても徐々に整えていくという考え方もあろうが、ぼくは賛成しかねる。少なくとも「2度と来ない」リストに入らない程度の内容を揃えておくべきではないか。
 そんなわけで、ぼくはとりあえずひととおりメニューは揃えておき、「近日公開」なんて表示をつけておいた。「お、楽しみじゃ、ブックマークしておこう」っていう人もいるかも、と考えてのこと。
 もちろんそんなメニューはクリックできない。その方がいいのである。ときどきクリックできて、その先に「工事中」なんて表示される仕様のページがあるけれど、あれ、よくないと思うよ。無駄な時間、無駄なトラフィックを生むばかりで、「せっかくクリックしてデータを待ったのにこんな内容か」って腹立つもんね。関西人は特にそうかも。

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最初の1週間のアクセス数。縦棒が1日あたりの数値、折れ線は累計。初日は30件と多いが、だいたい1日5件前後のアクセス。

グラフ

Kyoto-inet にある入り口ページ

Kyoto-inet 新着ページ



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