浴衣
[今日の雑学 04.03]

 浴衣の新作発表が行われた(朝日4月2日)。今年は世界的に白色が流行しているため、薄いトーンを意識したデザインが多いとか。伝統的な紺色も根強い人気。
 浴衣というと温泉宿のイメージがあったりする。そもそも浴衣の「ゆ」は「湯」だ。かつては「湯帷子(ゆかたびら)」と言っていた。かたびらというのは片枚、単衣の着物のこと。むかしのお風呂はいまのサウナのようなもので蒸し風呂。やけどをしたりしないように湯帷子を着て入浴していたわけ。
 湯帷子が浴衣になったのは江戸時代のこと。入浴のスタイルが変わり、裸で風呂に入るようになる。風呂上がりに着るようになり、やがて入浴と関係なく夏に着るように。こうした着用法の変化とともに、名称も変化した。
 和装は好きで、家でくつろぐときも浴衣を着たりしている。ただ、その姿で外に出ると何かの関係の方ですか、とかお祭りかな、とか思われてしまうのはなんとかならないものか。日本の伝統的な衣装が日常の街から消えて久しい。



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Unplugged今日の雑学>1999.04.03