FGM
[今日の雑学 03.27]
彼女の名をファウジーヤという。このほど書籍が出版されたからご存知の方も多いかもしれない。西アフリカ・トーゴ共和国出身の少女。結婚を前にして、彼女は母国トーゴを離れ、アメリカに亡命する。FGMを逃れるために(日経3月26日)。
FGMというのは女性性器切除のこと。アフリカや中近東などの一部で結婚前の娘に対して行われてきた。麻酔も鎮痛剤も使わずに女性の外性器をそぎとる。清めのためと称されているが、実際は女性の性的感覚を鈍くし、欲望を減らすことで男性の支配下におくためともいわれている。
日本でも割礼が行われた時代もあったようだし、民族固有の文化というのはあるから、文化への理解なくして非難することはどうかとも思う。しかし、FGMは深刻な健康破壊を伴うことが多いともいい、現在もひそかに行われている。その数は年間200万人にのぼるとか。叫びをあげている女性は少なくないだろう。
ちなみにファウジーヤは、アメリカにわたったあと、亡命が認められるまでの16ヶ月間、強制収容所で虐待と屈辱の日々を味わう。そこにもなにかの問題がある気がするけれど、それはまた別の話。
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