パチンコ
[今日の雑学 03.07]
なぜかゴミ捨て場に捨てられていたり、親戚の家で埃をかぶっているような古びた台の思い出しかない。段ボール箱にビー玉を転がして、自分で作った覚えもある。
パチンコは、かって子どもの遊びだった。祭などで露店商が出店して並べる。戦前はあめ玉や駄菓子が景品として出たらしい。その原型は19世紀末に欧州で開発されたウォールマシーンとも大正時代に米国から上陸したコリントゲームともいわれる(朝日3月6日)。年間売上高は自動車産業に匹敵するというから、日本で生まれた20世紀最大の娯楽産業だ。
関東ではガチャンコ、関西でパチパチと呼ばれていたのがいつしか合体してパチンコという名になった。大人の娯楽として定着したのは戦後のこと。やがて球が入ると花が開くチューリップと電動式の開発により人気が爆発。いまでは3000万人が遊ぶという。
バネ式のとってではじいた銀色の球の軌跡を息を殺して見つめる。その行く末を確かめてからまたひとつ。コンピュータ制御される現代の台は、そんな幼少時の記憶からはずいぶん遠いものになった。電動で連続して球が出る台では、ついぞ遊んだことがない。
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