ホーム
[今日の雑学 03.06]
ホームレスのホームの話を書く。
そう、ホームレスにもホームはある。段ボールで組み立てられた小さな空間。しかしそれは単なる空間ではなく、ひとりの人間が生活を営んでいる、生活の場、暮らしの場所としての空間。
ホームレスの「家」や暮らしを調査しているサンパウロ総合大学のサントス助教授が小論を寄せている(日経3月5日)。段ボールやビニールシートで囲まれた空間には、廃品を巧みに利用した暮らしぶりがあるという。
ブラジルのある地域のホームには、空き缶に把っ手をつけたカップが置かれていた。花を飾ったり、木切れでギターを作ったりしている人もいる。ロサンゼルスでは、コカコーラ缶でヘリコプターの模型を作っていた人。山谷では、発電機を備え、炊事道具がそろった空間を持つ人がいて、あるいは色付きビニールテープと折り紙で作った花瓶を置いている人がいる。
それらはどこか、忘れかけていた創造性の一面を思い出させてくれる。
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