リクルートスーツ
[今日の雑学 03.05]
1987年の夏、明るいグレーのチェック柄の三ボタンスーツを着たぼくは、就職活動にいそしんでいた。売手市場になりかけようという頃。それでも、その色のスーツはずいぶん目立った。目立とうとしたのではない、ただ自分の好きな色の服を選んだだけなのだけれど。
リクルートスーツなんて誰が決めたんだろう。実はそのルーツははっきりしている。1976年、東都生協共済部長だった後藤さんが、企業訪問で着るスーツを安く買えないかという学生の声に触発されて企画したもの。都内の百貨店に企画を持ち込み、共同で企画開発、この年はじめて業界で「リクルートスーツ」を売り出したという(朝日3月4日)。
その頃人気のあったのが紺とグレー。それがそのまま現在まで引き継がれている。
まだまだ会社への忠誠心が重視されていた当時から、勤めるということへの意識はずいぶん変化した。しかしまだリクルートスーツは紺とグレーが中心。そこにまで変化が及ぶのはいつの日だろう。
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