死因表示
[今日の雑学 02.06]
ふだん気にとめていないこと、あるいは無意識に避けようとしていることがぼくたちにはあるのだと思う。
ビバリーヒルズ市で、ひとつの条例案の是非をめぐり住民投票が行われることになった。この条例、毛皮にその動物の殺され方を表示することを業者に義務づけるもの(日経2月5日)。
ビバリーヒルズといえば高級住宅街。多くのスターが住んでいることで知られているし、ブランド品を扱う高級ショップが集中している。条例が制定されれば、これらのショップの店頭で、「感電死や毒殺、こん棒で殴られて殺された」なんて表示が毛皮からぶら下がるわけ。
その光景をシュールに感じてしまうのは、それほどぼくたちが日常において現実から切り離されているということなのだろう。肉屋の店頭で「この動物は首を落とされ、皮を剥ぎ解体されました」などと表示されて、ぼくたちはそれを購入できるだろうか。
購入しなければいけないのだと思う。ここでは動物愛護には立ち入らない。肉を喰らうなら喰らうで、ただそうした現実を認め、ときに感謝しときに涙したりもしつつ、がつがつと喰らうのが正しいことのような気もする。
|