のど自慢
[今日の雑学 01.31]
通っていた高校があった町に、のど自慢が来たことがあった。ご存知、NHKの長寿番組。隣町のわが家でも食卓の話題になったから、田舎町にとっては大きなイベントだったのだろう。
町の人口は1万人弱。番組としては望ましい人口ではないらしい。規模が小さすぎて、村祭り的な雰囲気になってしまうのだ。かといって、大きすぎると冷ややかになってしまって、盛り上がりに欠ける。けっきょく人口10万から20万人の町がもっとも適しているのだとか(日経1月30日)。
今公開されている映画『のど自慢』の舞台は桐生市。人口12万人、のどかな町の中にそこだけ立派な会館のある、絵にかいたようなのど自慢適地だ。
ふるさとの隣町に来たのど自慢を、放送で見た覚えはない。自意識の強い高校生時代のことだから、そんなものに熱を入れるなんて、というつっぱった思いもあったのだろう。それでも、のど自慢が来たというちょっと誇らしげな気持ちが心のどこかにあった。そういう番組なのだと思う。
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