七福神
[今日の雑学 01.07]
実家の客間にはひたいの長い老人の像が置いてあって、幼い頃、それを見るたびなんだかミステリアスな気持ちにかられていた。今にして思えば、あれは七福神のひとつ、福禄寿だったのだ。
七福神はいわゆる守護神で、本来は自然にある神様のこと。その発祥は室町時代だともいう。成立当初の神は一定しておらず、現在のように七福神が定着したのは江戸時代のこと。天海僧正の教えに従い、人心を鎮めるためにと徳川家康が世に広めたのがきっかけだとか(朝日1月6日)。
福の神大黒天、商売繁盛の恵比寿、正義の味方毘沙門天、芸術の弁財天、長寿の神様福禄寿と寿老人、福運を運ぶ布袋尊。こう説明してしまうと単純に過ぎるのだけれど、インド、中国、日本のさまざまな神様が宝船にのってほほえむ姿は、たしかにほがらかな気持ちを届けてくれる。
家康の方策にそって、江戸市中に七福神を祀る寺が建てられて以来、全国各地にこうした寺巡りが広がった。さて、今年はどこでどんな福を運んでくれるのだろう。
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