紙幣デザイン
[今日の雑学 01.05]

 ユーロが誕生した。欧州通貨統合を目指したEMUの発足に伴うもの。実際に日常生活で使われるのは3年後からで、まだ紙幣のデザインは考案中。
 今回参加しているのは11カ国だけれど、やがて消えゆくそれぞれの国の紙幣には、政治家あり冒険家あり文化人ありと、お国柄が忍ばれる(高知1月4日)。
 フランスの50フラン紙幣の肖像はサンテグジュペリで、彼の作品星の王子様のキャラクターも描かれている。イタリアの50万リラ紙幣は画家のラファエロ。音楽の都ウィーンを擁するオーストリアは作曲家のモーツァルトが5000シリング紙幣に。それぞれの文化に根差したデザインだ。
 大航海時代の歴史を持つスペインとポルトガルは、スペインの1000ペセタ紙幣がメキシコのアステカ帝国を征服したコルテス、ポルトガルの500エクスード紙幣が喜望峰発見当時の国王ジョアン2世。
 変わったところでは、花の栽培が盛んなオランダの50ギルダー紙幣がヒマワリ柄。人物以外の図案は珍しい。
 ちなみにやがて誕生するユーロ紙幣のデザインは、開放と協力を象徴する門や扉などを軸に検討されている。未来に基づいた初のデザイン、ということになるのだろうか。



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Unplugged今日の雑学>1999.01.05