地図
[今日の雑学 01.01]

 地図という概念が登場したのは、江戸時代のこと(神戸12月31日)。当時は絵図という言葉と地図という言葉があって、絵図は城下町や町など狭い範囲を描いたもの、地図は日本全体など広い部分を描いたものを指していた。
 地図のうち有名なのは伊能忠敬が作成した伊能地図だろう。緯度の一度の距離も確かめており、すぐれた内容。このほか、江戸時代の地図には官撰地図と私撰地図がある。官撰地図は幕府や藩によるもので、慶長、正保、元禄、享保の4回作成されている。最初のものは北海道部分がなく、現在の四国や紀伊半島も不十分な描き方だとか。私撰地図は浮世絵師によって描かれたもの。商人たちが旅に出るときに重宝したらしい。
 地形図的なものの原点は646年にある。班田収授の法で「国群図」の作成を命じたのがはじまりだという。その後9世紀から14世紀にかけて、荘園絵図がさかんに作られた。これらが大きく変わったのは太閤検地。単位基準が新しくなり、やがて江戸幕府による地図の時代となる。
 時代は移り、地図はディスクに収められ、人工衛星で現在位置を知ることができるようになった。さてこの一年、あなたの地図はどんなものになることでしょうか。



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Unplugged今日の雑学>1999.01.01