鉄道
[今日の雑学 12.31]

 汽車、汽車と言っていたふるさとの鉄道も電化され、電車と呼ばなくてはいけなくなった。車両も変わり、友人と語り合った風のあたるデッキもすでに無い。
 電気鉄道のはじまりは、明治28年の京都。小学校でもそうだけれど、景観保存に厳しい古都は、意外に初物好きだったりもする。ちなみに日本初の鉄道は明治5年の新橋・横浜間。その後明治22年に新橋から神戸につながる東海道線が全通、明治24年には上野・青森間の東北線が全通している。
 環状運転が始まるのは、山手線が完成した大正14年。地下鉄は昭和2年がはじめて。上野・浅草間、現在の銀座線がそれ。「東洋唯一の地下鉄道」がキャッチフレーズだった(神戸12月30日)。料金は10銭均一。自動改札機や乗務員のしゃれた制服が評判で、朝6時の営業開始と同時に客が殺到、初日だけで10万人の乗客を運んだとか。
 時代とともに鉄道の姿も変わる。各駅停車の旅がいい、なんて言葉も聞くけれど、さて、今やろうとして踏み切れるかどうか。案外変わったのは鉄道ではなく、人間のほうなのかもしれない。



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Unplugged今日の雑学>1998.12.31