空飛ぶじゅうたん
[今日の雑学 12.29]
アラビアンナイトの起源はペルシャの民話集「千物語」だといわれている。なかに登場する印象深いアイテムのひとつが空飛ぶじゅうたん。ペルシャのカーペットといえばその芸術的な織りで有名だけど、数年がかりの作品も少なくない。
イランで空飛ぶじゅうたんの主といえば預言者ソレイマン。旧約聖書でいう知恵者ソロモン王のこと。イスラム世界では、ソレイマンはじめアダムやノア、イエスもマホメッドにつながる預言者のひとりとして考えられているのだ(神戸12月28日)。
ソレイマンはシカや象やライオンと自由に意思を通じる超能力者。ペルシャカーペットは通常細かい柄が多いけれど、このソレイマンを織り込んだ柄はだいたん。従者二人を従え、瞑想にふける。じゅうたんに座るその体は空中浮遊している。
ちなみにイスファハンのじゅうたん専門店に在庫されていた使い古しの商品で、価格は7500米ドル。ふむ、まさに天に昇る心地だな。
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