コッペパン
[今日の雑学 12.13]

 学校給食というものの経験がないので伝聞でしかないけれど、主食にはコッペパンが出されることが多いとか。人によってはあの紡錘形を懐かしく思う方もいらっしゃるのだろうか。
 言葉の由来は定かでないけれど、フランス語 coupe の訛かともいう。「切った」という意味。コッペパンは小麦製なので、形よくふくらませるために、切り込みを入れることがある。また、別の説ではドイツ語 kuppe に基づくのではとも。こちらは山の頂という意味だから、あの形からの連想か。
 コッペパンは古代エジプト時代から存在していたらしい(日経12月12日)。紀元前3000年紀中ごろの石碑にも描かれている。
 中世時代には、貴族の食べ物だった。社会層によって食べるものが違い、上層階級は小麦の白いパンを、下層階級はふすま入りの灰色の小麦パンかライ麦の黒いパンを食べていたのだという。白いパンに2種類あって、小さい丸パンと、あとのひとつがコッペパンだった。
 貴族の食卓で楽しまれていた特権が、いまこの東の国で学校の机上に出されている。コッペパンのやつ、どう思いつつ、いたずら小僧の口に運ばれているんだろうな。



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Unplugged今日の雑学>1998.12.13