はじめての小学校
[今日の雑学 11.18]

 京都は御池柳馬場北東角に、ひとつの碑がたっている。「小学校のさきがけと/世にもはえある」と続く(朝日11月17日)。日本最初の小学校の碑だ。そう、日本最初の小学校は京都にできた。1869年(明治2年)のこと。番組小学校といって、市内64の区(番組)に開設。近代学校制度の端緒となる学制発布は明治5年のことだから、それより3年早いことになる。
 現在の教育基本法は昭和22年の制定。翌23年に高等学校が全日制・定時制の2課程で発足、24年には大学が、25年に短期大学が発足している。
 日本最初の小学校には、都が東京に移ってしまったあと、疲弊した町の再生を子どもたちの教育にかける京都の人びとの願いが込められていたという。福沢諭吉の「京都学校記」にも生き生きとした番組小学校の姿が描かれている。
 子どもに未来を託す人の願いは今も変わらない。ただ、少子化に都市のドーナツ現象がからみ、今、各地で小学校の統廃合が相次いでいる。子どもたちはどこへ行くのだろう。



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Unplugged今日の雑学>1998.11.18