茶の心
[今日の雑学 11.15]
茶席、というとふつうの人がまず感じるのは堅苦しいということだろうか。儀式ばって、というイメージかもしれない。あれほど型にはめなくてもいいのに、ということか。
岡倉天心が海外の読者を対象に茶の神髄を説いた英文の書物「茶の本」を出版してから、90年以上たった(日経11月14日)。茶の文化は決してその「儀式ばった」型にあるのではない。
たとえばお茶をいただく前に茶碗を3回まわす。あれはまわすという型に焦点があるのではなく、茶碗の正面を避けるために行っているのだ。主人は正面を自分に向けて置いてくれる、その正面に口をつけるのを遠慮する。まわしすぎてまた正面が自分の方に向いているなんて本末転倒。
型の背景には合理的な意味がある。校則や、偏差値や、売上や。型にばかりとらわれる今、もういちど茶の心を見直してみたい。
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