受け皿で
[今日の雑学 11.08]
猫舌の人って辛いだろうな、と思うことがある。先輩と一緒にラーメン屋に入る。向こうはどんどん食べていく、おい遠慮するな、早く食えよ、なんて言われるけれど、熱くて食べられない。けっきょく先輩が先に終わってしまって、いやあ、量が多いからと自分は途中で止めてしまう。たとえばそんな光景。
イギリス人には猫舌の人が多いのだとか。熱い紅茶を飲むのもたいへんだったのだろう、昔は紅茶を一度受け皿に入れてから飲む習慣があったという(日経11月7日)。1910年代の雑誌にも、ロンドン公園のベンチに座って受け皿から紅茶を飲む中年女性たちの写真が載っていたりする。
もっともこの習慣、主に労働者階級のもので、上流家庭では見られなかった。
受け皿で飲むといえば、日本のこぼれ酒。コップになみなみと注ぎ、受けている升などにこぼれさせる。まずコップに口をつけ、それから升にこぼれ出た酒を飲む。あれはなかなか乙なものだが、英国紳士が見たらなんというだろうな。
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