筆跡
[今日の雑学 10.18]
字が上手いほうではない。子供の頃はずっと書道をやっていたのだけれど、身につかなかったということか。ワープロの登場に救われたクチといっていいだろう。
芭蕉の自筆原稿が発見された。俳諧七部集の第五集「猿蓑」の一部。神戸親和女子大の桜井教授が調査したもの(神戸10月17日)。自筆の根拠となったのは、その用字や文字使いもあるけれど、芭蕉固有の筆跡による部分も大きい。
まず「果」は田の真ん中の縦棒が上まで通らない。「に」は第3画の角度が大きく下に向く。「里」の書き順が独特の順序になっている。芭蕉にはそんな書きぐせがあったらしい。
それにしても、300年ばかりも経って自分の文字をそこまで細かく調査されるとは芭蕉自身も想像していなかっただろう。まあ、ぼくの文章が将来研究の対象になるとは思えないけれど、データじゃ筆跡鑑定は使えないな。
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