死肉をあさる
[今日の雑学 10.17]
人類、ホモ・サピエンス。ぼくたちホモ属は、240万年ほど前に現れたと考えられている(朝日10月16日)。ホモ・ハビリス、器用な人という意味。石器などを作っていたと見られることからそう命名された。まだ猿人に似た部分があるというけれど、ひとつ、大きな違い。
頭蓋骨の容量だ。この300万年間にヒトの頭蓋骨の容量は約400ccから1350ccに、ほぼ3倍にもなった。この急激な変化の始まりが、ホモ・ハビリスからなのだという。
人間の1日のエネルギー消費量のうち、脳が占める部分は大きい。重さで2%ほどの脳が、20%ほどを消費している。これだけのエネルギーを補うには、植物の根や木の実だけでは不十分。動物の肉が欠かせない。
まだ狩猟を知らなかった初期の人類は、ライオンやヒョウが食べ残していた死肉をあさっていたらしい。動物の骨を石器で割って、脂肪がたっぷり含まれる骨髄をすすっていた。
始まりがこれだから、今の人類が自然の中で節操がないように思われるのも仕方ないのか、と妙なあきらめの気持ちを抱いてしまうのだった。
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