10分差
[今日の雑学 10.04]
マラソンなど長距離を走るレースを見ていて、いつも不思議に思う。あれだけの距離を走っているのに、上位の差はそれほどなく、ときには最後のトラック勝負になったりする。42.195キロの後の数秒差。個々の選手がぎりぎりの力を出しているからこそなのだろう。
1866年のこと、中国からイギリスに紅茶を運ぶ大型帆船、いわゆるティー・クリッパー11隻によるレースが行われた(日経10月3日)。航海に要した日数は99日。この勝負、最後まで1、2位を争った「エアリアル」と「テーピン」の差はわずか10分。賞金の100ポンドは両者で分け合ったというけれど、それほどし烈な争いとなった。
すべての力を出し尽くすとき、たとえ数十日に渡るレースでも、最後は数分を争うこともある。ぼくも今やるべきことをしっかりやっておかないと、結局いつかわずかの差で悔しい思いをすることになるかもしれないなあ、なんて妙にしんみり考えてしまうのだった。
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