戦う
[今日の雑学 09.20]
滋賀県長浜市にある弥生時代前期の環濠集落跡から、環状石斧が見つかった(日経9月19日)。直径21センチ、円盤のように薄いドーナツ型の石。
中央の穴に木の棒を差し込んで柄としたもので、戦闘の際にリーダーが部隊の前に立って振り回して使ったとみられている。つまり、紀元前300年頃という早い時期から人間は集落同士の戦争を行っていたわけだ。
現在の考古学界で優勢なのは、戦争は弥生時代から始まったという推測。水田稲作などによる食料を奪い合ったのだと考えられている。今回の発見も、こうした本格的な争いを示すものと言えるだろう。
一方、戦いは縄文時代からあったという説もある(朝日9月18日)。縄文の人骨に、槍が刺さったものなど、争いの存在を思わせるものが少なくないのだ。
縄文時代と言えば、中国ではちょうど春秋などの動乱期を迎える頃。人間は、いつの世も、どこの土地でも争いの絶えない種族であるのだろうか。
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