地球儀
[今日の雑学 09.19]

 子どもの頃、あなたのそばに地球儀はあっただろうか。日常を過ごす少年少女に世界をかいま見せる魔法の球体。
 地球儀はいつ頃から作られ始めたのか。ローマ時代には世界が球体であると認識されていたから、紀元前から作られていたのではないかと推測されている。ただ、その知識を継承したイスラム世界のものも含め、実物は現存していない(朝日9月18日)。
 現在残っている世界最古の地球儀は、1492年に製造されたベハイム地球儀と呼ばれるもの。名前の通り、マルティン・ベハイムという人が作ったものだけれど、実はこのベハイム、コロンブスに世界が球体であることを教えた人。つまりこの地球儀に流れている世界観が、コロンブスに新大陸を発見させたわけ。そう考えると、地球儀の製造年とコロンブスによるアメリカ発見の年が一致するのもなんだが因縁めいている。
 そう、地球儀には製作者や時代のもつ世界観が反映される。衛星から撮影した画像を利用した地球儀も作られる今、あなたの心にはどんな地球儀があるのだろう。



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Unplugged今日の雑学>1998.09.19