お茶
[今日の雑学 08.30]

 1858年、日英修好条約に臨んだ英国の使節団は日本側にシャンパンを勧めようとして、「チャ・パンはいかが」と言っておおいに受けたらしい。茶とシャンパンをかけた冗談。日本使節団はシャンパンをたいへん気に入ったらしいが、英国使節団にとって日本茶の味はどうだったのだろう。
 英国といえばやはり紅茶の国、というのは現在の状況から生まれた勘違いで、紅茶もやはりアジアがルーツ。実際、英国で普及し始めた17世紀頃には、紅茶は「ティ」とも「チャ」とも呼ばれていた。
 ちなみに日本や中国の茶をヨーロッパに最初に伝えた書物は、オランダのリンスホーンが書いた「東方航海記」で、1595年のこと(日経8月29日)。英国ではその3年後に翻訳書が出ている。
 書物には日本人にとっての茶器が「われわれのダイヤやルビーの宝石のようにたいそう珍重されている」という一節も。冒頭の冗談がでてくるあたり、英国の人たちにとって東洋の国は黄金の島であるとともに茶の国であったのだろうか。紅茶を飲みながら、しばし空想に遊んでみる。



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Unplugged今日の雑学>1998.08.30