森から離れて
[今日の雑学 06.27]
ヒトは森で暮らしていた。類人猿は木から降り、森から離れて草原で暮らすことで人間へと進化した。人間にとって、森は特別な意味を持つ(朝日6月26日)。
森は奥から何が出てくるか分からない怖い存在である一方、生命維持に欠かせない水源であり、豊かな果物を実らせるところでもある。新天地だった草原は明るく見晴らしはいいが、狩りをしなくては食べ物にありつけない。ひとりでは生きることができないので、集団を作るようになった。そこに家族の原型が生まれ、今の社会につながっていったのだとか。
胎児の成長が魚からヒトに至る生命の進化を模倣しているように、生後の学習は、類人猿からヒトへの遺伝的プログラムを具体化するものだという。
子どもは大人に連れられ森に入り、その大切さを学ぶ。家族や地域社会の中で集団生活の必要性を学ぶ。
森も、地域社会も崩壊しつつある今、子どもたちは確実に「何か」を学ぶ機会を失いつつある。
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