結核
[今日の雑学 06.13]
現代人のほとんどは渡来系の弥生人で、縄文人の血を引く人は少ない。
歳月を経るうちに弥生人が縄文人を凌駕していったのかというとそうではなく、弥生人はその渡来からわずか 300年ほどの間に、日本人口の8割以上を占めるようになったという(朝日6月12日)。この間、人口は7万人くらいから60万人弱に急増している。縄文系の増加率を0.1%、弥生系を1.3%とすれば数字は合う。
この仮説では縄文人も増加したと仮定されているが、むしろ減ったのではないかという説もある。1万年の間大陸から隔離され免疫力が低下していた縄文人の集団に、弥生人が結核を持ち込んだ。感染症が、壊滅的な被害をもたらしたというわけ。
結核といえば、英仏の協同チームにより全遺伝子が解読されたという(日経6月12日)。遺伝子の謎は解けても、縄文・弥生の謎はまだ解けない。これもまた、歴史のロマンだろう。
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