ことばの冗長性
[今日の雑学 05.30]
あんないジョーズをご存じだろうか。電話番号検索システム。オペレーターが対応するのではなく、指示に従って手元の電話の数字を押すことで電話番号が検索できる。1に「あいうえお」、2に「かきくけこ」といった具合にひとつのキーに複数の文字が割り当てられている。例えばサカタさんを探したいなら、「324」と入力する(朝日5月29日)。
確率論からいけば、「324」の組み合わせからできる姓は5の3乗で 125通りあるはず。これで検索できるのだろうか。できるのである。電話帳を分析した結果、「324」に対応する姓は、サカタ、シカタ、サクタなど9種類しかない。こうした冗長性を検索に活かしているわけ。625通りの可能性のある「5279」だと、ナカムラ、ナカモリ、ナカマル、ナカムロしかない。
すべての組み合わせを使うのではなく、覚えやすく話しやすい組み合わせだけを使う、これが言語の冗長性。どんな言語にも冗長性はあるとか。
毎日の暮らしも、もう少し冗長にやりますかね。
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