ウランの味
[今日の雑学 05.17]
32ミリより小さなものを子どもの側に置くなという。はいはいをして動き回っては、なんでもかんでも口に入れるのだ。喉につめたりしては大変である。
この癖、大人も持っているのかもしれない。米オハイオ州シンシナティ近郊にあったウラン工場では、1950年代、ウランの品質を調べるために、数人の検査員が口に含んで味を見ていたという(高知5月16日)。研究用ウランのサンプル作りの段階で、「緑の塩」と呼ばれる顆粒状になったウラン六フッ化物を舌で検査していたのだ。
確かにかって原子力は魔法のエネルギーのようにいわれ、明るいイメージがあった。とはいえ、ウランといえば放射性物質。危険だという知識が無かったのか、分かっていつつやったのか。聞き取り調査を続けている研究者も信じられない様子だとか。
時代が変われば常識も変わる。今ぼくたちが口にしているものを知って、数十年後の人たちは何と言うのだろう。
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