あぜ道
[今日の雑学 05.16]
すすきが好きだ。一面のすすきの原に出会うと、しばらく足を止めて眺めている。そうした光景が、最近少なくなった。この間まですすきだけだと思っていたのに、黄色い花が混じっている。セイタカアワダチソウだ。帰化植物。異国に日本を侵略された気がして、悲しくなる。
あぜ植物の種が減少し、危機に陥っているという(朝日5月15日)。原因は水田のほ場整備。従来の水田区画を整理するもので、生産性の向上には欠かせない。しかし切り土や盛り土を伴うため、植物にも影響が大きいのだ。
兵庫県環境局の古田にさんらの調査によると、ほ場整備をしていない水田のあぜ道では33種類見つかった植物が、整備後は23種類になっていたという。しかも、帰化植物の割合が未整備地区の23%に対し32%と増えている。ツボスミレやヒガンバナなどは、整備でいったん裸にされたあぜにはほとんど定着しないのだとか。
そういえば昔よく見かけたヒガンバナのあの赤色を、このところ見ない。
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