言葉
[今日の雑学 05.09]
はじめに言葉ありき。ヒトは言葉をしゃべる動物だという定義もあるけれど、いったいいつ頃から話していたのだろう。声が化石になるはずもなく、こればかりはタイムマシンでもない限り知ることができないだろうか。
米デューク大のリチャード・ケイ教授らが、面白い研究を発表している(朝日5月8日)。言葉を話すためには舌の筋肉をコントロールする必要があるけれど、この神経の発達を調べれば、言葉を話していたかどうか分かるのでは、というわけ。
神経が通る部分の大きさを化石で調べたところ、猿人のアウストラロピテクスはチンパンジーと同じだったのに、ネアンデルタール人、クロマニヨン人、現代人はほぼ同じ大きさで、チンパンジーの約2倍。
つまり30万年以上前に現れたネアンデルタール人も言葉をしゃべっていた可能性があるのだ。
30万年前。その頃からヒトは、だましたりごまかしたりしていたのだろうか。あるいはその頃の言葉は、愛をささやいたり、未来を語ったりするためにだけ使われていたのだろうか。そんな、夢のようなことを想像する。
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