筆先
[今日の雑学 03.22]

 東寺、正式には教王護国寺という。京都駅の西南に位置し、五重塔は京都のシンボルにもなっている。金堂には大きな薬師三尊像があり、脇には日光・月光菩薩が控える。月光菩薩は少し腰をよじっており、それがちょっと色っぽい。いとうせいこうがみうらじゅんとの共著『見仏記』のなかで、下腹部の奥がジンジンすると形容していた。
 その東寺さんを舞台にしたセクハラ訴訟の地裁判決が出た(朝日3月21日)。68歳の元職員が、72歳の男性幹部職員を訴えていたものである。寺側に不法行為はなかったとして慰謝料100万円の請求は棄却。また、寺側も提訴で名誉を毀損されたとして反訴していたのだが、訴えの元となった行為そのものはあったとしてこちらも棄却。
 で、その行為なのだけど、幹部職員が筆先で女性らの腕をなでたというもの。寺と筆という組み合わせに妙に納得する。人間、どんなに年を重ねても、どんなに心を磨いても、異性への関心は抜けないんでしょうか。先の月光菩薩が見たら何て言うかなあ。



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Unplugged今日の雑学>1998.03.22