コナの味
[今日の雑学 03.08]

 世界的に有名な「コナ・コーヒー」。コナはハワイにあるアメリカで唯一のコーヒー産地だ。高級品として知られるこのコーヒーの秘密は、手摘みにある(日経3月7日)。
 コーヒーというのはご存知のように木に実る。しかしいっせいに熟すのではなく、かなりばらつきがあるという。ひとつの枝に、熟れた赤い実と未熟な緑の実が同居しているのだ。通常はこれらをまとめて機械で収穫する。そのため、赤い実と緑の実が混ざり、コーヒーに雑味が出てしまう。
 コナは違う。人間の手で、赤い実だけをひとつひとつ選んで摘み取る。そのため、味はクリアだ。コーヒーの味は酸味と苦みのバランスで構成されているけれど、コナのそれはおいしい水に似た、すっきりとした爽快感をもたらす。
 この心配りは、もしかすると太平洋を渡ってコーヒー農園へ出稼ぎに来た多くの日系移民たちの手による伝統かもしれない。
 うん、こんどコーヒー豆を買うときは、コナを指定しよう。



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Unplugged今日の雑学>1998.03.08