生きているロボット
[今日の雑学 01.25]

 匂いを嗅ぎ分けるロボットは作れるだろうか。「嗅ぐ」という仕組みをシミュレートできるかという問題もあるが、そもそも何がいい香りで何が悪臭なのかという定義が難しい。ではどうするか。
 人間の鼻をロボットにつけてしまえばいい。そうすると「嗅ぐ」という基本的ハードルはクリアできる。いい匂いと悪い匂いとで人間は違った反応を見せるから、あとはその違いを電気信号に変換するだけ。
 SFの世界とばかり思っていたこういう生物とのハイブリッドなロボットが、筑波大と東大の共同研究チームで実用化が進められている(日経1月24日)。といっても人間ではなく、蛾の触角をロボットと融合させたもの。
 すでに試作機は完成。雄のカイコガから取った一対の触覚をつけた長さ4センチメートルほどのロボットは、実際に蛾を誘うフェロモンを漂わせたところ、あたかも蛾のように発生源に向かって動く。
 米国防総省ではロボット昆虫プロジェクトも予定されているとか。



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Unplugged今日の雑学>1998.01.25