主婦業の値段
1997.12.06
離婚調停で26億円の慰謝料。はじめにそれを目にしたとき(日経12月5日)は、
なんでそんなに、と男の側に立って考えてしまったのだが、詳しく読んで納得した。
米GEキャピタルのゲーリー・ウエント会長(55)がその人。
相手はローナ夫人(54)。このほどコネティカット州上位裁判所から支払いを命じられた。
二人は大学卒業と同時に結婚、わずか2500ドルの蓄えからスタートし、
30年を経て年収200万ドルを稼ぐ世界最大のノンバンクの経営者とその妻になった。
夫人はその間、夫のビジネススクール卒業を助け、
音楽教師のキャリアを捨て専業主婦として二人の娘を育てる一方、
夫の出張に付き合うなどあらゆる形で夫の社会的成功を支えてきたと主張、
築いてきた財産の半分をと訴えてきた。夫人の要求額5000万ドルに対し、
判決は2000万ドル。家や、保有する株式、現金などの50%、
将来ウエント氏が受け取る年金の半分とボーナスの3割などが含まれる。
これが、主婦業の値段だ。
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