13分の1の肺
1997.11.14

 素潜り世界記録を更新したウンベルト・ペリッツァーリという イタリア人のインタビュー記事がある(朝日11月13日)。 9月13日、水深75メートル、海に入って2分11秒後、その深さを証明する札を手に戻って来た。
 昔から海女さんなど潜りをする人が不思議で、 なんで苦しくないのかと息を止めてみたりした。 でも、すぐに苦しくなった。偉大な人たちだと思った。
 その疑問が、少し、解決された。なんと、たとえば水深75メートルというと、 水圧で肺は13分の1に圧縮されるそうだ。脈拍も極端に落ち込み、 海の底で静止していると、心臓は1分間に7回から8回しか拍動しないという。 なるほど。こうして身体が酸素の消費を減らすようにしているのだろう。
 それにしても13分の1の肺! これで苦痛を感じないというのだから、 人間の身体は不思議だ。



■
Unplugged今日の雑学>1997.11.14